こんな疑問や悩みを抱えて新NISAに踏み切れていない人のために、楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決済型の概要やメリット・デメリットについて図を用いて解説します!
- 楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決済型)とは何か?概要や魅力について
- ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスってなに?
- 楽天・高配当株式・日本ファンドのメリット・デメリット
- 楽天・高配当株式・日本ファンドはどんな人におすすめ?
- 私自身が楽天・高配当株式・日本ファンドに投資するかどうか?
上記の内容について、投資初心者の方でもとても分かりやすく学ぶことができます!
その結果として…
そのように感じていただけたらと思います。
この記事は、節約大好きで投資2年目のFPの資格を持つ私がこれまでの経験をもとに、執筆しています。
はじめに
楽天からこんなポストが流れてきました。
📣新ファンドに関するお知らせ
「楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)」に関する情報が公開🗾
日本の高配当企業を対象とした投資信託で、
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス(S&P)を参照しています。詳細は有価証券届出書をご確認ください。https://t.co/ceJSfVxuev pic.twitter.com/Zymjlu9RYA
— 楽天投信投資顧問株式会社 (@RakutenToushin) January 15, 2025
大人気の高配当株SCHDの日本株版が誕生しました!という内容のポストです。
そんな人のためにわかりやすくいうと
- 3.6%の配当利回り
- 財務が安定している
- 株価の成長も見込める
そんな誰もが「こんなファンド欲しい!」と言った内容のファンドが新しく登場したということです。
詳細を確認していきましょう。
楽天・高配当株式日本ファンドの概要
正式名称 | 楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決済型) |
運用会社 | 楽天証券 |
ベンチマーク | ダウジョーンズ日本配当 100 インデックス |
投資対象 | 高配当・財務安定してる100社 |
信託報酬 | 0.297%程度 |
分配頻度 | 3・6・9・12月の25日 |
楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)はS&P日本500指数の構成銘柄のうち
- 高配当
- 連続配当年数が10年を超えている
- 財務が安定している
これらの基準を満たす日本企業100社に分散投資できるファンドになっています。
下の図でイメージしやすくなると思います。
出典:有価証券届出書
以下で解説します。
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスってなに?
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスの指数構成セクター
出典:S&P Global
このような比率になっています。
セクターの上位を占めるのが
- 資本財・サービスセクター…25.2%
- 一般消費財…20.4%
- 金融…17.0%
- 通信関係…9.5%
となっています。
さらに指数上位銘柄を確認すると以下のようになっています。
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスの指数上位銘柄
KDDI株式会社 | 情報・通信 | |
日本電信電話株式会社 | 情報・通信 | |
SOMPOホールディングス | 金融 | |
伊藤忠商事株式会社 | 商社 | |
MS&ADインシュアランス | 金融 | |
東京海上HD | 金融 | |
日本たばこ産業 | 生活必需品 | |
三井物産 | 商社 | |
本田技研工業株式会社 | 輸送用機器 | |
ブリヂストン | ゴム製品 |
これらの銘柄が全体の40%近くを占めています。
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスの過去のリターンは?
過去5年間のトータルリターンは+16.33%となっています。
参考にTOPIXに連動したファンドとS&P 500のトータルリターンは以下のようになっています。
- TOPIXの過去5年間のトータルリターン…12.67%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)…23.19%
これらを踏まえた上で楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決済型)のメリットについて
楽天・高配当株式日本ファンドのメリット
日本株の高配当銘柄にまとめて投資できる手軽さ。
これ一つ買うだけで日本の高配当で財務優良な100社にまとめて分散投資できます。
個別銘柄の分析や選定に時間をかける必要がなく、初心者の方でも簡単に高配当投資を始めることができます。
また、複数の銘柄に分散投資することで、特定銘柄の株価下落によるリスクを抑えることができます。
四半期ごとの分配金による定期的な収入の可能性。
四半期分配型は年に4回、つまり3ヶ月ごとに分配金が支払われる仕組みになっています。
一般的な投資信託では年1回や年2回の分配が多い中、四半期分配型はより短い間隔で収入を得られるのが特徴です。
楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決済型)のデメリット
信託報酬が微妙に高く感じる
信託報酬が0.297%とめちゃくちゃ高いわけではありませんが最近人気の商品と比べるとやはり割高に感じます。
ファンド名 | 信託報酬 |
楽天SCHD(米国高配当株ファンド) | 0.192% |
SBI SCHD(米国高配当株ファンド) | 0.128% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.09372 % |
1489 NF日経高配当 | 0.308% |
楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決済型) | 0.297% |
楽天SCHDと比べても少し信託報酬が高めですね。
私自身が購入するかどうか?
中身は
- 配当利回り 3.69%
- 配当が年4回ある
- 長期的にみて株価の成長が見込める
など魅力的に感じる部分が多くあるのですがどうしても信託報酬の0.297%がネックになり一旦買わずに引き続き個別で株を買いたいと思います。
これなら楽天SCHD(米国)の方がトータルリターンも手数料もお得に感じますね。ただし米国株の場合は10%の課税されるためそこを考えるといいかもしれませんね。
まとめ
- 楽天・高配当株式・日本ファンドは配当利回り3.69%とかなり高配当
- 楽天・高配当株式・日本ファンドはダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスに連動する動きを目指している
- ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスは財務安定している・高配当な銘柄に100社で構成されている
- 楽天・高配当株式・日本ファンドは信託報酬が0.297%と微妙に高い・・・
- 個人的には買わないが今存在する(2025年1月)日本株のETFでは一番、投資の選択肢になるレベル
以上この記事が参考になれば幸いです。