そう思っている方も多いのではないでしょうか?
実は、1000円という少額からでも始められる高配当株投資という方法があるんです。
高配当株投資は、株式投資の中でも比較的安定した収入(配当金)を得られるのが魅力です。
この記事では、1000円から始める高配当株投資について分かりやすく解説していきます。
- 高配当株投資って何?
- 高配当株投資の注意点
- 高配当株投資のメリット・デメリット
- 1,000円で買えるオススメの高配当株の銘柄
上記の内容について、投資初心者の方でもとても分かりやすく学ぶことができます!
その結果として…
そのように感じていただけたらと思います。
この記事は、節約大好きで投資2年目のFPの資格を持つ私がこれまでの経験をもとに、執筆しています。
1. 高配当株投資って何?
高配当株投資とは、企業が株主に分配する配当金が多い銘柄に投資することです!
。 財務が安定した企業に投資することが大切
▶︎配当金は、企業の業績に応じて変動する。
安定した企業であれば、定期的に配当金を受け取ることができます。
配当利回りが3%を超えると一般的に高配当と呼べる水準です。
2. 高配当株投資のリスク
投資には必ずリスクがあります。
投資の2つのリスク
- 減配・無配のリスク
- 株価下落のリスク
- 企業の業績が悪化した場合、配当金が減額・なくなる▶︎減配・無配のリスク
- 株価が下落すれば、投資全体で損失する▶︎株価下落のリスク
3. 1000円で高配当株投資を始めるメリット・デメリット
少額で投資を始めるメリットとデメリットについて解説します。
- 少額から投資を始められるため、投資のハードルが低い。
- 分散投資がしやすく、リスクを抑えられる。
- 投資の経験を積むことができる。
- 1000円では購入できる銘柄が限られる場合がある。
- 得られる配当金は少額になる。
順番に解説していきます。
少額から投資を始められるため、投資のハードルが低い。
「投資」と聞くと
- なんだか難しそう
- まとまったお金が必要そう
と感じる方も多いのではないでしょうか。
確かに、昔はそうでした。しかし、今は違います!
ネット証券の普及や、少額投資サービスの登場によって、
ほんの数千円、場合によっては1000円からでも投資を始められる時代になったのです。
お試し感覚で実際に投資をすることで、投資の仕組みや市場の動きを学ぶことができます。
少額だからこそ分散しやすい
株式投資であれば、複数の企業の株に分散して投資することで、
ある企業の株価が下がっても、他の企業の株価が上がっていれば、損失をカバーすることができます。
例えば、100万円の資金がある場合…
- 1つの株の購入に最低10万円が必要→最大でも10銘柄にしか分散できない。
- 1つの株に1万円から投資できる場合→100銘柄に分散することが可能。
同じ100万円でも少額投資であれば、
少ない資金で複数の投資対象に分散することが可能になります。
得られる配当金は少額になる。
高配当株投資を「まずは少額から始めたい」と考える方も多いでしょう。
確かに1000円からでも投資を始めることは可能ですが、得られる配当金は少額になるという現実も理解しておく必要があります。
複利効果が小さい
配当金を再投資することで資産を増やしていく複利効果は、配当金が少ないと効果を発揮しにくいです。
モチベーション維持が難しい
例えばNTT(9432)の株は1株150円程度で買えます。
1株あたりもらえる配当額は約5円です。
つまり1,000円分(6株程度)買ってももらえる配当額は30円程度です。
これでは投資のモチベーションを維持するのが難しいですよね。
複利効果が小さい配当金はもらえるが、株主優待はもらえない場合が多い
株主優待は、一定以上の株式を保有している株主に対して提供されることが多いです。
- 100株持っていると5,000円のQUOカード
- 300株持っていると5kgのお米
などです。
つまり少額で数株程度買っただけでは株主優待はもらえない場合が多いです。
4. 1000円で投資できる高配当株の探し方
証券会社のサイトやアプリには、銘柄を検索できる機能があります。
そこで、「配当利回り」で絞り込み検索をすることで、高配当株を見つけることができます。
5. 2025年最新!1,000円以下で買える高配当株 3選
- 投資は自己責任です。
- 投資判断はご自身で行ってください
1.NTT(9432)
- 1株150円程度で買うことができる
- 配当利回りが3.4%と高配当!
NTT(9432)は、国内の携帯電話やインターネット回線サービス基盤など強みで安定した業績を維持しています。
現在の配当利回りは3.40%(2025年1月現在)です。
業績、過去の配当実績など見ていきましょう!
NTTの業績をざっくり解説!
NTTは、日本の通信インフラを支える大企業です。
固定電話や光回線、携帯電話(ドコモ)など、
私たちの生活に欠かせないサービスを提供しています。
そんなNTTの業績ですが、最近はどうなっているのでしょうか?
営業利益率は平均13%ほどで安定しています。
直近の業績を見てみると、売上高は安定的に推移していますが、利益面では増減があります。
引用:IR BANK
棒グラフでみると
- 営業収益 右肩上がりで成長している
- 営業利益 少しずつ成長中
- 当期利益 前年度比で増加しています。
配当実績
配当実績を確認すると以下のようになります。
NTTは、過去数年間、安定して配当金を支払っている実績があります。
比較的安定した配当を行っている企業として知られています。
過去の配当金を見てみましょう。
NTTの過去の配当金の推移
- 2021年3月期: 1株あたり年間4.2円
- 2022年3月期: 1株あたり年間4.6円
- 2023年3月期: 1株あたり年間4.8円
- 2024年3月期: 1株あたり年間5.1円
- 2025年3月期(予想): 1株あたり年間5.2円
ご覧の通り、年々増配傾向にありますね。
ただし、今後の業績や配当金が保証されているわけではありません
2.ソフトバンク(9434)
株価もこの5年間は順調に右肩上がりです!
- 1株200円程度で買うことができる
- 配当利回りが4.4%と高配当!
- 株主優待「PayPayマネーライト」1,000円分が魅力的!
ソフトバンク(9434)は、モバイルサービス、ブロードバンドサービスに加え、「Yahoo! JAPAN」など、通信、eコマース、決済、SNSといった多様な分野で巨大なユーザー基盤を有しています。
これらの強みで、安定した業績を維持しています。
現在の配当利回りは4.40%(2025年1月現在)です。
業績、過去の配当実績など見ていきましょう!
ソフトバンクの業績をざっくり解説!
ソフトバンクは、国内最大級のユーザー基盤を持つ大企業です。
「ソフトバンク」や「Y!mobile」「PayPay」など
私たちの生活に欠かせないサービスを提供しています。
そんなソフトバンクの業績ですが、最近はどうなっているのでしょうか?
営業利益率は平均13%ほどで安定しています。
利益も増加傾向
営業利益も増益傾向にあり、各事業セグメントが収益性を高めています。
モバイル通信事業の回復
以前は値下げの影響を受けていたモバイル通信事業も、増収基調に転換しており、業績回復に貢献しています。
引用:IR BANK
上の図のように棒グラフでみると
- 売上 右肩上がりで成長している。
- 営業利益 安定している(前年度比増)
- 当期利益 安定している
- ROE…20%程度で優秀
- EPS…安定している
配当実績
配当実績を確認すると以下のようになります。
ソフトバンクは、過去数年間、安定して配当金を支払っている実績があります。
比較的安定した配当を行っている企業として知られています。
過去の配当金を見てみましょう。
ソフトバンクの過去の配当金の推移
- 2021年3月期:8.60円
- 2022年3月期:8.60円
- 2023年3月期:8.60円
- 2024年3月期:8.60円
このように、近年は1株あたり8.60円の配当が継続して支払われています。
3.ENEOS(5020)
株価もこの5年間は順調に右肩上がりです!
- 1株800円程度で買うことができる
- 配当利回りが3.3%と高配当!
ENEOS(5020)は、国内の石油製品販売において圧倒的なシェアを誇っている企業です!
現在の配当利回りは3.3%(2025年1月現在)です。
業績、過去の配当実績など見ていきましょう!
ENEOSの業績をざっくり解説!
ENEOSは、国内の石油製品販売において圧倒的なシェアを誇る会社です。
ENEOSのガソリンスタンドは有名ですよね!
そんなENEOSの業績ですが、最近はどうなっているのでしょうか?
営業利益率は2020年には赤字になっています…
石油は外部の影響を受けやすい
原油価格や為替レート、石油製品の需要動向など、外部環境の影響を受けやすい傾向があります。
引用:IR BANK
上の図のように棒グラフでみると
- 売上 少し高下しながら成長している、
- 営業利益 安定しているとは言えない
- 当期利益 2023年度は5000億円と、安定している
- ROE…7%程度 (9%ぐらい欲しい)
- EPS… 赤字の年があるため安定せず
配当実績
配当実績を確認すると以下のようになります。
1株あたり配当金の推移
過去数年間の1株あたり配当金は以下の通りです
ソフトバンクの過去の配当金の推移
- 2021年3月期:22円
- 2022年3月期:22円
- 2023年3月期:22円
- 2024年3月期:22円
- 2025年3月期(予想):26円
ご覧の通り、2020年3月期から2024年3月期までは、年間22円の配当が継続して支払われていました。
2025年3月期は増配予想となっており、年間26円の配当が予想されています
8. まとめ 少額から賢く資産形成を始めよう
1000円からでも始められる高配当株投資は、もらえる配当額が少ないですが
投資初心者の方にとっては大きな一歩になります!
少額投資のメリット
- 高配当株投資を始めるハードルが低い
- 少額だからこそ色々な企業に分散して投資できる
少額投資のデメリット
- 得られる配当額は少なくモチベーションの維持が難しい
- 少額で投資する場合は株主優待は受けにくい
1,000円以下で買える高配当株
- NTT(9432)
- ソフトバンク(9434)
- ENEOS(5020)
ただし、投資にはリスクが伴いますので、しっかりと情報収集を行い、リスクを理解した上で投資を行うようにしましょう。